医薬翻訳者の洋書キッチン/ The Book Kitchen

翻訳者による洋書レビュー / Book review by a medical translator

4321 by Paul Auster

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日本語

 

こんにちは、最近の夏の洋書セールで調子に乗ってる Aki です。

 

今日紹介するのは、ポール・オースターの「4321」 です。

邦訳はまだですが、確実にされますね。柴田さんですかね。

 

アメリカ文学の作家として超有名人なので、知ってる人は多いと思います。

Aki は彼の作品を読んだのがかなり前で、日本語で読んだのか英語で読んだのか覚えていません。ストーリーは何となく覚えていますが。

 

この本を手に取ってみた理由は、ずばり本のぶ厚さでしょうか。

京極夏彦さんを思い出しました。日本に比べ、アメリカの書籍は厚いことが多いです。

どこかで聞いたのですが、アメリカでは厚い本をプールサイドなどで読むのがカッコいいとされているようです(完全に記憶違いだったらすみません)。

 

さて本の中身ですが、主人公ファーガソンの人生を幼少から追っていく話です。

文学では王道ですね。ただ、その話の進み方が普通とは異なります。それは....

 

4つのパラレルワールドです。

 

自分の人生を振り返ってみて、「もしあの時、あれをしてたら今の自分はどうなっているんだろう」、「もし自分の親がこんな風だったら、今の自分は...」などと考えることはありませんか。

 

それです。4人の分身がそれぞれの人生を歩みます

 

ページ数が多いため、邦訳では上巻・下巻に分かれるかもしれません。

この本を読んでいる間、自分の世界が 4321 に染まっていました。

どっぷりとこの世界に浸かりました。京極夏彦さんの作品を読んでいる時には、よくこの感覚を味わいます。

 

皆さんもどうぞ。

 

 

4 3 2 1

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English

 

Hi, it's Aki, busy for recent book sales near me.

 

Today I review "4321" by famous American author Paul Auster.

 

This is a big fat book and might be challenging to read.

 

You want to start over your life?

You sometimes look back your life or a turning point in your life?

 

4321 is the story of Archie Ferguson, but the story goes in 4 different ways: 4 pararell worlds.

 

When reading 4321, I was absolutely absorbed in this story.

I can say this is the happy feeling you can only get while you're reading a book―one of the reasons people read a book.

 

Bye-Cha!