医薬翻訳者の洋書キッチン/ The Book Kitchen

翻訳者による洋書レビュー / Book review by a medical translator

単語力 / 語彙力について

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こんにちは、チーズを食べ過ぎて気持ちが悪い、Aki です。

 

"Secrets Of The Human Body" という本を以前読みました。名前の通り、人体の話です。一般書ですが、割と専門的な内容も書かれています。

 

人間の学習機能の章で面白いことが書かれていました。

 

語彙力に関して、5歳で5000語、12歳で15000語。英語ネイティブの成人の場合、測定方法によりばらつきがあるそうですが、高卒程度で35000語、大卒で50000語、英語の教授ともなれば75000語となる、と書かれています。

ちなみに、タブロイド紙では8000語程度が使われているそうです。

 

240 Vocabulary Words Kids Need to Know: Grade 3: 24 Ready-to-reproduce Packets That Make Vocabulary Building Fun & Effective

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 こちらの緑色の本、英語ネイティブ用に書かれたもので、「小学生3年生が知っておくべき240個の単語」ということですが、表紙を見ると、cygnet (白鳥のひな)、fawn (小鹿、子ヤギ)、slumber (うとうとする)、wail (泣く)、sloth (ナマケモノ、怠けること) など、日本の学校で習う単語とはまるで違います。

 

240 Vocabulary Words Kids Need to Know, Grade 1: 24 Ready-to-reproduce Packets That Make Vocabulary Building Fun & Effective

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  • 作者: Kama Einhorn
  • 出版社/メーカー: Scholastic Teaching Resources
  • 発売日: 2012/05/01
  • メディア: ペーパーバック
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さすがに一年生用だとほとんどは馴染みのある単語ばかりですが、それでも、fluffy (ふわふわした、綿毛の)、hiss (シューという音、止めさせる) など、こちらも日本の学校では見かけることはないかもしれません。

 

ただ、洋書を読む方なら気付くかもしれませんが、上に挙げた動詞は洋書の中で頻繁に見かけます。

 

時々、受験英語を勉強しても意味がない(実践では役に立たない)という言葉を耳にします。

 

自分の意見としては、英語の論文、海外の教科書などで情報収集することになる大学生にとっては意味があると思います。

論文、教科書などでは hiss、fluffy、wail などの単語は必要ありません。

文法に関しても、受験英語では大学での情報収集で役立つように、書き言葉の文法が問われます。

ただ長文に関しては、純粋な英語力だけでなく読解力(国語力)も問われている気がしますが。

 

大学に進学する予定のない人、大学で単にウェイウェイしたい人には受験英語(単語)はあまり実践的でないかもしれません。TOEIC や英検も同じかもしれません。

 

話は少し変わりますが、

 


Jimmy Talks to Kids - Politics

 

2:28 あたりで、右下の女の子が、"You all are unemployed, right?"(皆は雇用されてないよね?) に対して、"What does that mean?"(どういう意味?) と言っています。

それに対し、"You have a job?" (働いてる?)と続きます。

 

employ(雇う) は日本の高校生なら知っている単語かもしれません。

ちなみにこの女の子、英語ペラペラです(当たり前)。

 

「自分が使った単語が難しくて現地の小さい子が理解できない、でもその子は両親と猛スピードで会話をしている」というのは日本からの留学生なら経験があるかもしれません。知っている単語の違いの典型です。

 

これは子供達が様々な質問に答えるコーナーなんですが、他にもシリーズとして沢山ありますので是非。

 

以前の記事で、TOEIC のリスニングはあまり意味がないと書いた気がしますが、こちらの方がずっと実践的です。

 

 

Secrets of the Human Body (English Edition)

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