コロナウイルス:対策・予防の要点
様々な情報が飛び交っています。
自分の頭の中を整理するためにも、コロナウイルスの要点をまとめてみます。
WHO、The New England Journal of Medicine、 The Lancet、他サイエンス系記事を参考にしています。
インフルエンザ対策と同じです。
ただ、ワクチンや薬がなく対症療法(根本的な病気の治療でなく、症状を軽減するだけの治療)しかないコロナウイルス。対策の精度、レベルを上げることが重要です。
そのためにはやたらめったらなんでもすれば良い、というわけではありません。
ウイルス感染のポイント
どういう時に感染するのか、ポイントをしっかりと頭に入れておくことにより、自分達である程度感染リスクを判断できます。
同じ東京に住んでいる人でも生活環境、行動範囲などは大きく異なるため、感染のリスクを正しい知識を持って判断出来るようになることが重要です。
- ウイルスは口、目、鼻を通して粘膜から感染する(顔を絶対に触っていけない)
- 飛沫(唾、鼻水)から直接感染する。
- 飛沫から間接的に感染する(例:飛沫が手すりなどに付着→触る→自分へ。マスクの外側に付着している他人の飛沫→触る→自分へ)。
以上が絶対に覚えておかなければならないポイントです。
マスクの有効性
粒子の大きさを鑑みれば細菌には有効だがウイルスに無意味、など様々な議論があり、自分もマスクの有効性を示すエビデンスは知りません。様々な記事はあるのですが、統計手法に疑問だったり論理性に穴があるものが多いです。
飛沫は粒子を水分で含みながら飛ぶため面積が大きくなるためある程度は有効かも、ぐらいには思うこともありますが、そんなことは素人の僕が思いつく程度なので専門家も当然考慮しているでしょう。
ただ一つ言えることは、手元にあるならした方が良いということです。
マスク有効性の是非は専門家の間で意見が分かれます。
ということはどちらの可能性もあります。ならば、マスクをつけることに損は無いです。
ただし、マスクをつけるリスクもあります。
外す時に最大限の注意が必要です。マスクの外側には飛沫が付着しているかもしれません。
マスクは目、口、鼻に近い位置にあります。外す時は慎重に行ってください。
マスクを鼻からずらしてつけたり、つけている最中に位置を直したり、一度外したものをつけ直したり、全部危険です。それならつけない方が良いのではないかな、と思ってしまいます。
コロナ感染リスクのケーススタディ
3密を基本に上に挙げたポイントを組み合わせます。3密の状態では飛沫が直接的に、間接的に他人へと移りやすいです。
様々なシチュエーションを感染リスクの要点とともに、以下にまとめてみました。
居酒屋:人が密集。マスクをはずしての会話(直接飛沫)。
電車:人が密集。手すりの利用(間接飛沫)。会話は少ない?
スーパー、デパート:密集度。お店の大きさ。買い物客の多さ。
公園を散歩:人の密集度。開放的。直接飛沫、間接飛沫ともに少なそう。
映画館:人の密集度。間接飛沫は少ない?会話(直接飛沫の可能性)は飛び交わない?
記者会見:密集度。会場の広さ。記者の数。
対策
- 石鹸での手洗い(間接飛沫を洗い流します。)
- 密集での人混みを避ける(直接飛沫、間接飛沫を防ぎます。)
- 顔を絶対に触らない
- マスク?(つけて損はない。外す時に最大限の注意。外した後に手洗い。)
最後に
感染した後の予後には年齢が関係してきます。
ただ、感染するかどうかには年齢は関係ありません。
感染しない方が良いです。