医薬翻訳者の洋書キッチン/ The Book Kitchen

翻訳者による洋書レビュー / Book review by a medical translator

[本紹介 / Book Review] River Boy by Tim Bowler

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日本語

 

2020年読んだ本の中でベストを選べと言われたらこの本が間違いなくランクインします(早い?)。

 

 

この作品はエンタメ作品ではなく文学作品なため、ミステリーを読む感覚で読み進めると転びます。

 

詩や比喩を身体に染み込ませるような感覚で読むと深い感動が味わえます。

児童文学は文章がシンプルで綺麗なため、また自分自身そういう文体を好むため、僕の評価が高くなる傾向にありますが、それでも素晴らしい作品であるということには変わりはないと思っています。

 

 

洋書(フィクション)をこれから読みたい方へ

 

洋書(英語)で意外とよく出くわす場面が下の通り:

 

  • 川(海)

 

自分も経験してきたことですが、これらの場面で出くわす単語が日本人にとって難しいのです。学術用語、ビジネス用語、時事用語でもないため中々目にしません。

また、活字(小説など)でのみ多くみかける単語も多くあります。

 

  • linger(とどまる、いつまでもいる、残る)
  • chide (𠮟る)
  • teem with/down(満ちる/雨が降る )
  • *betray(裏切る/示す・表す)*この本の中で数回出てきますが、示す・表すの意味で使われています。

などなど。

 

River Boy では川や山が舞台設定の一つです。

 

この本では川や山の場面で出くわす典型的な単語が多く使用されています。これらの単語に慣れるだけで他の本を読むのがぐっと楽になると思います。

 

一般的な単語に関しても、様々な大人向けの小説で見かける日本人にはちょっと難しめの単語が結構使われているな、という印象があります。

 

大人向けの小説にはまだ一歩踏み出せない、という方におすすめの本かもしれません。

 

 

River Boy

River Boy

  • 作者:Tim Bowler
  • 出版社/メーカー: Simon Pulse
  • 発売日: 2002/01/01
  • メディア: マスマーケット
 

 

 

English

 

You will find a truly beautiful story in this booka story of a girl Jess, Grandpa, and a river (life and death, metaphorically).

 

To Jess swimming is a part of her life, like painting to Grandpa, whose condition has been worsening every day.

 

Grandpa, possibly facing his imminent death, starts to work on a new painting named "River Boy", which was unnatural for him to put a name to his work.

 

Jess, her parents, and Grandpa go on a vacation to the place where Grandpa spent his life as a boy, and this requestto visit this place—made by Grandpa was also not his way.

 

There, in the desolate but beautiful place Jess begins to sense a strange, but not necessarily spooky, feeling repeatedly...

 

And the story is unfolded.

 

 

A river is a natural metaphor for life and death, and Tim Bowler uses it to wonderful effect in this lovely, simple story.

—Susan Booper, Newbery Medal Winner.

 

This is a YA book, but is written in a form of literature, for which some readers might find it just boring and be upset by a turn of events (or a turn of no events).

 

A piece of advice from me before reading it:

 

  • Read it like you enjoy a poem or prose
  • Savor the words and swim in the sentences, but do not search for concreate answers or certain logic/goals

 

Highly recommend it.

 

 

[本紹介 / Book Review] The Wild Robot by Peter Brown

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日本語

 

こんなにも可愛いふわふわとしたイラストで描かれた物語。

 

絵本のような優しさに溢れたストーリーだけでなく、自然で生きることの厳しさも描いています。

 

出荷途中だった木箱に収納されたままだったロボット達。

嵐に見舞われ、船から放り出されある島に流されてしまいます。

 

生き残ったのは一体のロボット、Roz

 

感情のないはずのロボットと島の動物達の物語。

 

 

ほわっとした絵本のような安心感に包まれながら読書を楽しめます。

 

続編もあります。

 

 

The Wild Robot

The Wild Robot

  • 作者:Peter Brown
  • 出版社/メーカー: Piccadilly Press
  • 発売日: 2018/01/02
  • メディア: ペーパーバック
 

 

 

The Wild Robot Escapes

The Wild Robot Escapes

  • 作者:Peter Brown
  • 出版社/メーカー: Piccadilly Press
  • 発売日: 2018/08/09
  • メディア: ペーパーバック
 

 

 

English

 

Roz the robot came to an island ー inside a crate.

 

There had been five crates, each containing a robot, but four of them crashed on the shore and breaking those robots apart ー remaining only Roz, still sleeping.

 

She was accidentally booted up and her life begins in the island, without knowing even where she came from.

 

A story of a robot.

A story of animals.

A story of love ー in many forms.

 

She has no emotion.

But she has her own instinct for survival.

To survive this wildlife, she tries to communicate with animals by learning their way of speaking.

 

She has no emotion.

But she has a sense of being alone, too ー even though I don't know whether she feels lonliness or sadness in it.

 

 

This is a story of a wild robot

 

The wilderness really can be ugly sometimes. But from that ugliness came beauty. You see, those poor dead creatures returned to the earth, their bodies nourished the soil, and they helped create the most dazzling spring bloom the island had ever known.

 

2020年の目標

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2019年

 

今年は論文を山ほど読んだ一年でした。機械学習全般、脳科学、Manga (Anime)、医学、心理学、文学評論、言語学、遺伝子など、正確には2018年の下旬からですが約10000本。

 

また、数年前よりちびちびと読み始めた Merck Manural(プロフェッショナル版)という鬼のような本も読み終えたのが今年です。

 

プログラミング、数学の勉強をしていたのも今年です。勉強を始めたきっかけは色々とあり、勉強を中断した理由もも色々とあるのですが、ひたすらに楽しむことが出来たし、未知の分野を知ることが出来て非常に満足しています。

 

よって今年は洋書はあまり読まず、読みたい本の波に綺麗に飲まれた形となりました。積読本の山です。

去年からずっと暖めていた Magpie Murders もなぜか今もぬくぬくと本棚の中で周りの本達に優しく囲まれ気持ち良さそうにいい顔をして眠っています。

Twitter では著者の Anthony Howoritz の名前をよく目にし、洋書クラスタの皆さんがキャッキャワイワイと楽しんでいるのを遠くで見てきましたが、早いうちに読みたいと思っています。

 

2020年

 

2020年の目標は:

  • たくさん英語を読む
  • たくさん英語を書く(翻訳以外)
  • Anki を継続する

 

ほとんど趣味のようなもので、目標というのとは少し違いますが。

 

論文は恐らく読まなくなるのでその分洋書に割く時間が多くなります。

本当は目標冊数は決めた方が良いとは思うのですが、冊数にこだわりすぎて読みたい本を躊躇したり、じっくりと本を楽しむことが出来なくなるのは悲しすぎるため、大まかに100冊前後としておきます。

 

2020年は、詩や名著と呼ばれる本に多く触れてみたいなと思っています。

絵本にも興味アリです。

 

読書の記録には Goodreads というサイトを使用していますが、更新を忘れることが多く、一年を通して記録を忘れずにつけると心に決めています。

 

仕事柄、ネイティブレベルで英語を書く必要があります。

ブログを書くのが英語を書く良い機会なので、更新頻度を上ていきたいです。

 

日本語を書くのが面倒なため、日英併記については今後どうしようかな、と考えています。

 

Anki は毎日2時間近くやっていますが、完全に趣味になりました。

2020年も楽しくやっていきたいと思います。

 

一つ、はっきりとは決まっていませんが新しいことにも挑戦していきたいと思っています。縁によるものが大きいので、ワクワクしながら自分に出来ることをしっかりと準備していきます。

 

 

個人的な事情もあり、あまり来年を迎えたくない気持ちでいっぱいですが、自分に出来ることを 精一杯やっていきたいと思います。

英語上達への道は人それぞれ、目的もさまざま

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対極的な英語上達への道

 

僕は高校卒業後、アメリカのオクラホマ州というところに4年程留学していました。

 

高校の卒業が3月。大学が始まるのは8月。それまでは現地の語学研修所で目標の TOEFLスコアを目指す、という流れです。

 

その語学研修所には日本人留学生が比較的多かったのですが、今日はその中から2人の友人の話をします。

 

僕は他人の英語の勉強方法に意見を言うことは基本的にしないのですが、それはこの2人を知っているからだと思います。

 

タツの場合

 

和歌山出身、地元進学校を卒業した僕の当時のルームメイトです。1年浪人です。

音楽専攻で大学入学後は地元のジャズバーでよくピアノをよく演奏していました。

 

彼はいわゆる、日本の英語教育王道?の道をたどった人です。

語学研修所に入った時点で目標 TOEFLスコアを持っていました。

 

彼の最大の特徴は、特別な試験(TOEFL)対策はあまりしていないという点です。

 

大学受験用の一般的な教材がメインで、TOEFL用の単語集だけは対策として使用していました。

大学が始まる頃には TOEFL は高スコアでしたが、それは語学研修所で過ごした期間に単純に比例していたのだと思います。

 

一度 TOEFL(リーディング)の勉強法についてアドバイスを求めたのですが、「英語は英語。テクニックじゃなくて普通に文法を勉強すること」という達観したお言葉を頂戴いたしました。

 

スピーキングに関してですが、当然話せないし、リスニングも生の英語は難しいと言っていました。

 

リスニングに関しても授業のみで、テレビを積極的に観るタイプではありませんでした。

基礎力がしっかりあったために、授業だけで十分だったのかもしれません。

 

大学入学後はあまり接点はなかったのですが、2年後には相当高いレベルのスピーキング能力がありました。

 

タツの場合は真面目な日本人学生の理想な道のりに思えます。

 

しっかりとした文法知識をもとに、地道に語彙力をつけていき、リスニング、スピーキングも慣れによって上達させていく。

 

ナオの場合

 

名前が思い出せません。適当につけました。

 

神奈川出身。米軍基地の近くに住んでいたらしく、学生時代はアメリカ人のお客さんが多い店で接客のバイトをしていたらしいです。

 

語学研修所入学時点で、一番英語が話せた日本人です。

 

ただ同時に、TOEFLの点数が非常に悪かったのも彼です。クラス分けはテストの点数で決まっていたのだと思うのですが、彼は下の方のクラスにいました。

 

当時の僕からしたらネイティブとの会話も普通に交わしており、ペラペラに見えました。僕の英語力の低さ故、実際にどのくらいのレベルで彼が英語を話していたのかは全く分かりませんが、リスニングも全く問題ないようで、憧れでした。

テレビを観る時でも、他の留学生とは違い、しっかりと理解して楽しんでいました。

 

印象に残っている出来事があるのですが、それは一度彼が、There (  ) pens. の (  ) に何が入るかを友達に聞いていた、というものです(もしかしたらちょっと違うかもしれません)。

 

かなり衝撃で、文法なんていらないのか!と思ったのと同時に、

なんでこれだけ聞けて喋れるナオはこんな基本的な文法知識がないんだ?

逆にタツTOEFL の点数があれだけ高いのになんで現地の人の言っていることは分からないんだろう?などと英語の勉強方法について考えさせられた時期でもありました。

 

ちなみに語学研修所を卒業するのが一番遅かったのは彼でした。

 

彼の特徴は、ネイティブが言語を習得していく過程と似たステップを踏んでいった、というところでしょうか。

 

日本語の文法用語は全く分からず、語彙力は非常に高かったと記憶していますが、日本人が通常学校で習うものとは大きく異なっていました。絵本やアニメなどでは耳にする、日常で子供から大人までが使う語彙やフレーズが中心で、また口語表現を非常に高いレベルで使用することができていたのではないかと思っています。

 

大学入学後はダブルメジャー(2つの専攻)で、スペイン語とビジネス系を勉強していたのですが、きっちり4年で卒業しました。

 

他の留学生達の勉強方法

 

ほとんどの人がやっていた勉強方法、それが「ノートを持ち歩く」です。

気になる表現や知らない単語に出会ったらすぐにノートに書き留める、という単純なものですが、圧倒的に効果的です。

 

テレビも大人気です。

ドラマを観る人、僕のようにアニメしか見ない人、色々いました。

現在だと YouTube が一番かもしれません。

 

勉強法とは違うかもしれませんが、日本語が書いてあるテキストは高校卒業と同時に使わなくなった人がほとんどでした。

 

「英語の勉強をしているのに日本語の解説の方が多いというのは気持ち悪い」と言っている人がいて、なるほどと感心し僕もこっそりと捨てたのを覚えています。ただ、単語集は日本から持ってきているものを使っている人もいました。

 

意外かもしれませんが、王道の勉強法だと思われる新聞を読むニュースを聞くという勉強をしている人達はほとんどいなかったように思えます(覚えてないだけかもしれません)。もちろん普通に生活していれば目にしたり耳には入ってくるのですが、積極的に勉強に活用している人は非常に少なかったです。

恐らく理由は「つまらないから」だと思うのですが、よく分かりません。

ちなみに僕もこの勉強方法は全く合いません。

 

The New York Times や Scientific American といった雑誌ならいくらでも読めるのですが、TIME はつまらなくて数ページしか読むことができません。好みの問題なので時事やニュースが好きな人にとっては最高の勉強方法だと思います。

 

試験対策ですが、僕の同期達は「英語力をどう上げるか」に集中していて、過去問を解いている人は多くいましたが、対策本というのをやっている人は少数派でした。

ただしこれは留学生という環境も影響しているのかもしれません。英語に触れる機会が圧倒的に多い人とそうでない人では勉強方法は異なるものかもしれません。

 

ベストな勉強方法はあるのか?

 

この2人を紹介したのは当時の僕にとっては身近な存在で、対照的だったからです。

 

他にも、文法知識がほとんどなく、単語も全く知らないのにとにかくノリで喋り倒していつの間にか英語力が全体的に上がっていた友達もいます(ナオとは違い英語力は当時はひよこレベルです)。

 

 

英語の勉強方法に正解はあるのでしょうか。

文法の知識はどれ程必要なのでしょうか。

 

 

僕には分かりません。

将来、エビデンスを元に解明される可能性も低いのではないかと思います。

 

文法は中学レベルぐらいは必要だと個人的には思っているのですが、どうでしょう。

 

上で紹介したタツの例もありますし、アウトプットのみでのしあがってきた強者もいます(部屋ではきちんと勉強していたかもしれません)。

 

 

とりあえず何が言いたかったのかというと、あまり勉強方法のことで人に振り回されても良いことはない、ということです。

 

他の人がやっているから、誰かに自分の勉強方法を馬鹿にされた、推しの YouTuber がやっていた、色々あると思いますが、自分が楽しい勉強方法が一番間違いが少ないのではないかと思っています。

 

目標が違えば英語の勉強の仕方は大きく異なってきます。

例えば僕の場合は翻訳者という職業柄、スピーキングの勉強をごっそりと捨てています。必要性が全くない、というのが非常に大きいです。

 

Twitter を見ていると、TOEIC を楽しんで受けている人がいます。僕にはその感覚が「ジョギングが趣味です」と言っている人と同じくらい分かりませんが、全然良いと思っています。

TOEIC の試験当日、Twitter上 では「お互い頑張りましょう!」の文字が溢れかえっていますが、まさしく今からマラソン大会に参加していく人達を見るかの如く畏怖の念とと同時に愛おしさも抱いています。

 

英語の勉強くらい、楽しんで自分のやりたいようにやりましょう。

[本紹介 / Book Review] Elon Musk: A Mission to Save the World by Crowley Redding

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日本語

 

実業家としてはビル・ゲイツスティーブ・ジョブズマーク・ザッカーバーグが日本では有名ですが、個人的にはイーロン・マスクが群を抜いていると思っています。

 

マイクロソフト、アップル、フェイスブックは日本でも日常に溶け込んでいるため、彼らの名前を耳にする機会の方が日本では多くなります。

一方、電気自動車(自動運転)、ロケット開発、太陽光発電、次世代交通システムはスケールの大きさから日本人にはピンとこない分野かもしれません。

 

Elon Musk: How the Billionaire CEO of SpaceX and Tesla is Shaping our Future

Elon Musk: How the Billionaire CEO of SpaceX and Tesla is Shaping our Future

 

 

こちらが以前書評した彼の伝記です(Ashlee本と呼びます)。

 

今回紹介するのは、新しい伝記「Elon Musk: A Mission to Save the World」です。

現時点で邦訳はされていません。

 

Ashlee本から数年が経ち、新しい著者 Crowley Redding が追ったイーロン・マスクの伝記がこの本です(Crowley本)。

 

圧倒的な読みやすさが Crowley本の特徴と言えそうです。

 

Ashlee本はしっかりとした伝記として書かれています。

徹底的なインタビューに基づき、イーロン・マスクを深く掘り下げて詳細に描きあげています。

そのため、YA向け用に書き直された本もあります。

 

一方 Crowley本では読者を飽きさせない作りで、圧倒的に読みやすい

イーロン・マスクは特に少年時代には本の虫として有名だったのですが、彼に影響を与えた本を紹介するスペースも設けられているなど、本の構成に工夫が見られます。

Ashlee本からの引用も多く見られます。

 

火星移住自動運転機能車呼び寄せ機能を備えた電気自動車(性能面で完全ではありませんが、ある程度は既に実現しています)、夢の交通手段

読んでいる途中、SF を読んでいるのかと錯覚してしまうほどです。

 

 

イーロン・マスクの何が凄いのか、他の有名実業家と何が違うのか。

 

彼は現在、テスラ(自動車会社)、スペースX(宇宙関連企業)、The Boring Company(トンネル建設)、Neuralink(サイボーグ?)の CEO であり、他の会社、団体でも役員を務めています。

PayPal の前身である、X.com社の設立者であったイーロン・マスクプログラマーです。

 

一般的に CEO と聞くと社長のイメージがありますが、彼は現場で第一線の知識を持つエンジニアです。

 

プログラマーであった彼が、テスラを立ち上げ自動車エンジニアになり、その彼がスペースXを立ち上げ今度はロケットエンジニアになります。

 

彼がスーパーヒーロー「トニー・スターク(アイアンマン)」と比較される所以です。

 

どうやって彼が畑違いの最先端の専門知識を身に付けることがきたのか、是非この本を手に取ってほしいと思います。

 

 

英語自体に焦点を当てた話は普段言わないのですが一つだけ。

この本を読めば、英語で情報を仕入れることの面白さが実感出来るかもしれません。

海外がどれだけ科学技術で先を行っているのか、どれだけぶっ飛んだ発想が生まれているのか(芽が出るかはどうか別として)、ちょっとだけ世界を覗いてみるのも面白いと思います。

 

 

Elon Musk: A Mission to Save the World

Elon Musk: A Mission to Save the World

 

 

English

 

 

This new book "Elon Musk: A Mission to Save the World" by Anna Crowley Redding explores stories of Elon Musk, current CEO of Tesla, SpaceX, The Boring Company, and Neuralink.

 

No introduction of Elon Musk needed to English speakers, so only some snippets of information about this book.

 

Probably the first Elon book written by Ashlee Vance was released several years ago.

 

A lot has happened since then. 

Let's now close the gap a bit:

 

  • Introduction of Tesla Semi
  • Tesla's new Smart Summon feature (not reliable yet though)
  • Foundation of The Boring Company
  • Foundation of Neuralink

 

It is always fun to follow his unprecedented steps.

Immigration to Mars, car's autopilot system, new ways of ennergy supply... you name it.

 

You can also take this book as an SF novel.

While I was reading, I had a feeling I was reading SF stories and wondered what it's like in the world of SF world like Futurama.

 

A highly recommended thought-provoking book.

 


SpaceX Starman Music Video

 

  

[本紹介 / Book Review] The Elements of Eloquence by Mark Forsyth

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日本語

 

レトリック(rhetoric)という言葉を聞いたことがあると思います。ぼんやりと、大体のイメージはつくかもしれません。

 

今回紹介する本は "The Elements of Eloquence"。

参照元Wikipedia で申し訳ないですが、この本が扱っている内容は、レトリックの中でも日本語における修辞技法に当たるようです(他には修辞学、弁論術も含まれます)。

 

シェークスピア、ディッケンズ、スターウォーズビートルズ ケイティ・ペリー等々、文学、映画の台詞、歌詞からの様々な引用が豊富で、読んでいるだけで楽しくなる本です。

 

日本語ネイティブが日本語文法を学校で習うように、無意識的に用いられてきたであろう数々の歴史に残る珠玉の言葉の連なりを、レトリックという鍵を使って解きほぐして味わってみようという本です。

 

日本人でこの本を手に取る人はほとんどいないないでしょう。

具体的なレトリックについては下の英語版で。

 

 

The Elements of Eloquence

The Elements of Eloquence

 

 

English

 

Shakespeare was not a genius. (...) No angels handed him his lines, no fairies proofread for him. Instead, he learnt techniques, he learnt tricks, and he learnt them well.

 

"The Elements of Eloquence" begins with this line.

The author Mark Forsyth journeys and probes unforgettable phrases offered by Shakespeare, Dickens, Yoda, The beatles, and other people to be honored and to be named here without omission...using rhetoric.

 

Each chapter (39 chapters in total) introduces one rhetorical technique with funny, bright, and evergreen quotes. Here are some:

 

Transferred Epithets: An adjective is applied to the wrong noun.

 

The man smoked a nervous cigarette.

 

Gas! Gas! Quick, boys! — An ecstasy of fumbling,

Fitting the clumsy helmets just in time... 

 

The ploughman homeward plods his weary way

 

The transferred Epithets makes the world come more alive than

"The nervous man smoke a cigarette."

 

 Pleonasm: The use of unneeded words that are superfluous and unnecessary in a sentence that doesn't require them.

 

I will lift up mine eyes unto the hills, from whence cometh my help.

 

To be or not to be, that is the question.

 

Free gift

 

Pleonasm is an absolutely free gift for giving emphasis and insistence to the notion.

Pleonasm also includes:

 

A kiss is still a kiss,

A sigh is just a sigh;

 

Rose is a rose is a rose is a rose.

 

Scesis Onomaton (SKEE-sis o-NO-mat-on): A sentence without a verb.

 

In the first sentence of Bleak House:

London

The next sentence has no verb either:

Michaelmas term lately over, and the Lord Chancellor sitting in Lincoln's Inn Hall.

Then:

Implacable November weather.

 

Scesis Onomaton helps to hold off deciding the tense: Past, present, and future.

 

Winston Churchill, in "The Second World War":

 

In War: Resolution.

In Defeat: Defiance.

In Victory: Magnanimity.

In Peace: Good Will. 

 

Scesis Onomaton does not limit the meanings in the sentence, keeping writers' images open and broading readers' images.

 

It thus goes well with a poem.

Tennyson, in "Crossing the Bar":

 

Sunset and evening star,

  And one clear call for me! 

  

Thomas Kyd, in his best play The Spanish Tragedy:

 

O eyes! No eyes, but fountains fraught with tears!

O life! No life, but lively form of death!

O world! No world, but mass of public wrongs,

Confused and filled with murder and misdeeds!

O Heavens!

 

 

While I was reading this book, many books came to mind, especially "4321" written by Paul Auster.

 

A rhetoric is probably not a main tool to write something, but just a tool to be used for categorizing and analyzing writings.

 

Nevertheless, I appreciate this technique so that I happened to meet this book and savoured the many lines deeply, deeply, deeply (Pleonasm).

 

[本紹介 / Book Review] The Chalk Man by C.J. Tudor

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日本語

 

このブログ、半年ほど放置していて全くリニューアルせずに戻ってきました。

 

今回はこの本、"The Chalk Man" by C.J. Tudor。

ミステリー、サスペンスです。

 

春頃に読んだと記憶していますが、プロット、読みやすさ、物語のスピード感、そして何よりエンディングの余韻が今でも残っています。

 

 

「少年時代」と「大人になった現在」の2つの物語で進みます。

 

仲の良かった4人の子供達。色々な出来事が起こり、謎の殺人事件をきっかけに彼らの子供時代は終わることに。

 

謎の殺人事件から30年後、大人になった Eddie のもとに昔の友人が現れます。

「あの殺人事件の犯人を知っている、本にしたい。」

 

 

この友人の訪問がきっかけで Eddie は過去と現在に隠された様々な真実を知ることになります。

 

印象に残っているのはエンディング。

本を閉じた時に残った余韻がたまらく好きです。

 

 

ちなみに邦題は「白墨人形」です。

 

 

The Chalk Man: The Sunday Times bestseller. The most chilling book you'll read this year

The Chalk Man: The Sunday Times bestseller. The most chilling book you'll read this year

 

 

 

 

白墨人形

白墨人形

 

 

 

English

 

Long time no see and no renewals!

 

I don't rember exactly when I read this thriller book "The Chalk Man", but this one should be the one to be introduced as the one after this long break, man!

 

In Amazon and Goodreads, many reviewers mention the name Stephen King.

I'm not familar with his works, so I can't tell how much this book is close to his or makes us recall his storytelling.

ANYWAY, if this book really has the taste of that of Stephen King (IT of Stand By Me), I should go to Amazon, click it, and read his works as well right now. Cuz I really liked THIS BOOK.

 

The Chalk Man is her debut novel.

From the beggining to the end, the story is veiled by something dark, wet, and unstable air, but without much dark, wet, and unstable :)

 

The book goes with two time lines narrated by Eddie: flashbacks of his childhood (1986) and present day as an middle aged guy (2016).

 

Eddie's friends: Metal Mickey, Fat Gav, Hoppo, and Nicky.

In their childhood, they used to hang around all the time back then....

USED TO...

 

Triggered by one certain event or other events, their relationship as a whole comes to disperse. 

 

What secrets did the kids have back then?

What truth is there in the murder back then?

 

Revealed one by one by following memories of each friend....

 

 

What I liked the best about "The Chalk Man" was the way the story is ended.

 

Passed many months after reading the book, and I still remember the last several lines, completely sticking in my mind grimly and beautifully.

 

 

Her second novel is also available now.

 

The Taking of Annie Thorne: 'Britain's female Stephen King'  Daily Mail

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