医薬翻訳者の洋書キッチン/ The Book Kitchen

翻訳者による洋書レビュー / Book review by a medical translator

Wonder by R. J. Palacio

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日本語

 

こんにちは、洋書コミックにまで手を伸ばし始めて収集つかなくなっている、Aki です。

 

今年読んだ中で、圧倒的1位の本です(Jeffery Deaver は除く)。

 

「Wonder」、邦題は「ワンダー」です。

 

書店では邦訳版は毎回のように目にしていましたが、何故か手にとることはありませんでした。

全く別の本、「Fault in Our Stars」と表紙がなんとなく似ていて、ごっちゃにすらなっていました(夏にようやく両方読みました)。

 

主人公の Auggie は 10歳の男の子。

生まれつき顔に障害を持ち、大きな手術などの理由で学校へは通わず、家で勉強をしてきました。

 

両親の説得もあり、Auggie は 5年生から始めて学校へ通うことになります。

それまでは、社会から切り離された場所での生活を送っていた Auggie。

顔を隠すため、ヘルメットを被って外出していたこともありました。

そんな彼の新しい生活を描いています。

 

この本の特徴は、章の短さ、視点の切り替わりです。

 

どちらも割と最近では見かけるスタイルですが、とにかく読みやすい。

語り手が Auggie から友達に切り替わり、姉に切り替わり、と本を読む手が止まりません。

 

読みだしてから読み終わるまで、一度も本を置くことなく一気読みしたのはこの本が初めてです。

 

Aki はこの本は図書館で借りたのですが、映画化もされているそうで、その本には映画の場面も載っていました。

 

スピンオフ作品もあります

こちらもおすすめで、恐らく Wonder を読めば、自然に読むことになると思います。

 

 

Wonder

Wonder

 

 

 

ワンダー Wonder

ワンダー Wonder

 

 

 

ワンダー 君は太陽 [DVD]

ワンダー 君は太陽 [DVD]

 

 

Auggie & Me: Three Wonder Stories

Auggie & Me: Three Wonder Stories

 

 

 

もうひとつのワンダー

もうひとつのワンダー

 

 

English

 

Hi, it's Aki, starting read comics like "Watchman", "V for Vendetta"....

 

My today's review is "Wonder" by R. J. Palacio.

 

Best book I've ever read this year.

 

"Wonder" was published 5 or 6 years ago and I've known this book for a long time.

I don't know why I didn't take it, but finally I took it in the library where this book was introduced as a new version (the book includes pictures taken from the movie).

 

A 10-year-old boy Auggie sends a life having facial anomalies.

 

He has been taking homeschool education from his mother mostly due to his conditions.

Now, Auggie goes to school for fifth grade.

 

He used to wear a helmet all the time when going outside. He didn't like catch any attention. 

But now, he goes to school.

 

What makes this book unique and page-turner is its narrator.

Each chapter is short and the narrator often changes: Auggie, his sister, his friends, etc.

You can read stories from other perspectives, preventing to stop reading this book.

 

There is another book, "Auggie & Me", featuring other characters in this book, which is also highly recommended. 

 

"Sometimes it's good to start over."

 

Bye-Cha!

医薬翻訳の勉強法(これから)

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こんにちは、YouTube 一旦見始めるとなかなか抜け出せない病、Aki です。

 

前回は今までにしてきた医薬翻訳の勉強法を公開しました。

 

今日は、仕事を頂いている現在の立場として、今後どうやって勉強していこうか頭の中でぼんやり考えていることを整理していきます。

 

用語集作り

 

仕事を頂くまでは、作り方についてかなり試行錯誤しました。

 

現在は、仕事で出くわす特殊な用語を入力することが多いです。例えば:

  • 厚生労働省医薬食品局審査管理課: Evaluation and Licensing Division, Pharmaceutical and Food Safety Bureau, Ministry of Health, Labour and Welfare 
  • 薬生監麻: PFSB/CND

などはかなり時間をかけて調べました。一つのサイトだけでは不安が残るため、複数のサイトで確認などを取るためです。

 

用語集作りに関しては、仕事をしながらストックを増やしていくということになると思います。

その他、仕事中に出会った役に立ちそうなパワポ、資料があるのでそちらも使う予定です。

 

一般的かどうかは分かりませんが、文章もぶち込んだりしています。

 

ちなみにこれは自分流なのですが、対訳作りに関しては日本語部分はかなりルーズです。

これは、自分が日英専門だからですね。

 

例えば:

To the best of our scientific understanding というフレーズの場合:(Homo Deus という本からの抜粋です。仕事中、似た表現をよく見かけるため、一応登録しました。イートモにも収録されていますが。)

  • 我々の科学技術では
  • 現在の科学知識では

など結構雑に複数入れることもあります(ICH 文書などではもちろんやりません)。

 

これは、自分は原文を読む時に、「文章からイメージを思い描き、そこに英文をくっつける」みたいなことをよくやり(たぶん良くない)、ふわっとした日本語の方が役に立つことが多いからです。

 

洋書多読

 

前回の「役に立った勉強」でも挙げましたが、自分にとってはこれが一番です。

ただの趣味でもありますが。

 

ここでは多くを語りませんが、日本語ネイティブにとってやることは、英語力(読み書き)をネイティブレベルまで引き上げることだと思っています。

 

自分はファンタジー、SF、ミステリーなど、恋愛系以外何でも読みます。

ただ、ノンフィクションのライフサイエンス系はやはり手が伸びます。ついつい買ってしまいます。

 

ネイティブチェックを必要としないことが目標なので、必然の勉強法です。

 

英語速記

前回説明した、自分の中のホットな勉強法です。(ちなみに、スピードラーニングに韻をふんで、Speed Writing と呼んでいます。くそどうでもいいですね。)

 

前回の補足をすると、読んだ本の感想だけでなく、本で書かれている事実をそのまま書いたりもしています。つまり、著者になったつもりで第三者に説明するイメージです。

 

本で書かれていることを思い出し、フレーズ、文体を真似します。

これ、かなり難しいです。

やはり、身に付いている表現というものがありますので(It is から始まる構文など)。

 

実を言えば、医薬英語では綺麗な言い回しは必要ありません。流暢な表現も必要ないです。すっきりした簡潔な表現が最重要です。

 

自分は、難しい日本語の言い回しに対処するため、翻訳スピードを上げる目的で取り組んでいます。

 

Speed Writing ですが、なにも浮かばなくなる時ももちろんあります。その時は、日記、仕事の内容、目標など自由に書き出します。

で?

 

  • 洋書(70%
  • Speed Writing(20%
  • 用語集作り(10%

 

すいません、たぶん前回とほぼ変わってないです。

 

用語集作りは比重は小さくなっていますが、仕事をこなしながら経験を積みながらというイメージです。少ない経験からですが、翻訳者としての実力に直結します

調べる労力は本当大変です。

 

前回も言いましたが、勉強方法は人それぞれです。

 

翻訳技術に関しては勉強したことがないので分かりませんが(前回紹介した本はどちらかというとメディカルライティング)、

翻訳技術書、ライティング教本を読むのが一番効率が良いかもしれませんので、自分に合った方法をそれぞれ探していきましょう。

 

The Sidekicks Initiative by Barry J. Hutchison

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日本語

 

こんにちは、カフェインレスコーヒーをプラセボ効果期待して飲む Aki です。

 

今日は未邦訳作品、"The Sidekicks Initiative" です。

 

「サイドキック」というのは、辞書を引くと相棒とあります。

ただ、日本人にはイメージしにくいかもしれませんが、特に、スーパーヒーローの相棒を意味しています。海外にはスーパーヒーローものの漫画、アニメが数多くあり、そこにはサイドキックと呼ばれる人達が登場するわけです。

 

大人気漫画「ヒロアカ」でも出てきます。

 

本の内容ですが、ばりばりのコメディー作品です。

 

作者の Barry J. Hutchison は他にシリーズ作品もあり、そちらもコメディー色が強いらしいです。

 

Aki は Kindle に4作品程すでに入れました。

完全にファンです。

 

登場人物は主に3人です。1人ずつ能力は、

  • アレルギーを引き起こす
  • 蝶々とコミュニケーションが取れる

です。

 

こういう作品は邦訳しづらいはずです。作風どうとかでなく、英語のニュアンスを伝えるのが不可能に近いのでは、と思います。英語では自然に聞こえるジョーク、フレーズが日本語になった瞬間、あざとく聞こえたり、わざとらしく聞こえたりします。

 

本の内容に戻りますが、「何これ?」ですよね、能力を見る限り。

 

スーパースーツみたいなものがあります。

衝撃から身を守ってくれます。

でも、これ国の特殊隊員に着せた方がいいのでは?と思うぐらい3人とも弱いです。

実際、街で不良達と戦います。トレーニングとしてです。スーパーヒーローが、です。

結果的には勝ち?ますが、それでもやっとです。

 

あらすじも、実は特に書くことがありません。

わっちゃわちゃしながら、悪と戦う話です。

 

こちらからは以上です。

 

 

The Sidekicks Initiative: A Comedy Superhero Adventure (English Edition)

The Sidekicks Initiative: A Comedy Superhero Adventure (English Edition)

 

 

English

 

Hi, it's Aki, drinking decaf coffee expecting a placebo effect.

 

Today I talk about this book, The Sidekicks Initiative authored by Barry J. Hutchison.

 

Absolutely LOL-book.

 

There are 3 main characters. They are used to a sidekick, but now for some reasons they have to fight as a super hero.

 

Don't worry! they have super powers, of course, which are:

  • cause an allergy
  • communicate with butterflies
  • ?

What are they supposed to do with these super powers? Actually, I don't know I can even call these super....

 

Anyway, it's funny and full of jokes.

You have a bad day, and read this book. That'll do!

 

Let's get random!

 

Bye-Cha!

 

医薬翻訳の勉強法

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こんにちは、首が鳴る鳴る、Aki です。

 

新しいカテゴリー作りました、その名も「医薬翻訳」。

仕事中にふと思いついたことをつらつらと書いていくだけ。

 

 

これまで

 

  • DHC の日英メディカルコースを受講。文系出身の自分にとっては役に立ちました。本当に何も知らない自分にとっては、医薬英語の基礎を教えていただきました。当時は量が多いなと思いましたが、今ならあっちゅう間ですね。この時期、解剖生理、薬理学、生物学を入門レベルで勉強好きになるシリーズなど)
  • 次に医薬専門翻訳学校。ちょっと変わった学校で、ある医薬の分野に特化してるため、当時は仕事に直結するのでは?と思い決断。DHC 効果のおかげで、元々の英語力も少し手伝い(米国大学出身なので)、クラスでは優秀でした。ただ、特殊分野に特化しすぎていて、一般的な医薬翻訳はあまり身に付きませんでした。でも、雰囲気はめっちゃいい。ちなみに基礎医学の時間も毎回あります。
  • 翻訳学校卒業前に翻訳会社に応募、トライアル合格アメリア経由です。トライアルは DHC 効果ですね。チェッカー兼翻訳者として入社。1,2か月程、IT、化学分野で「Tradosを使った何と呼んだらいいか分からない仕事」や翻訳など。その後、医薬文書のチェック(プロトコルCSRなど)。半年弱で退社。この期間で自分にとって何が一番役に立ったかと言われれば、部署に置いてあった、「薬事・申請における英文メディカル・ライティング入門 」4冊と AMA Manual of Style。休み時間はずっと読んでました。この期間、AMWA (American Medical Writers Association) のテキストをセットで購入。
  • 退職後、お世話になった翻訳学校(主催会社)のトライアル挑戦、合格。やはり最初は様子見で分量の少ない案件。期間も2,3週間空いたり。徐々に分量の多い案件を頂くようになる。フリーランス翻訳者ここに誕生
  • 1週間程前、外資系翻訳会社のトライアル挑戦、合格。追加でトライアル受けませんか、と言われるが、仕事が忙しくて来週まで待っていただいてる状態。

 

翻訳の勉強し始めてここまで来るのに1年と半年程。ただ、洋書をそれ以前から読んでたのは非常に大きい。

 

役に立ったもの(テキスト)

 

  • DHC の日英メディカルコース
  • 薬事・申請における英文メディカル・ライティング入門 4冊
  • AMWA (American Medical Writers Association) のテキスト
  • 解剖生理、薬理学の本(?)

 

一般的?に言われているような、医学的知識今のところ自分に役に立っているのか分かりません。一度、遺伝子のことで困ったことがありましたが、専門的すぎプラス最先端のことなので本での勉強は役に立ちませんでした。それでもネットで解決です。なので本当の基礎レベルで十分だと感じています。

 

役に立っているもの(ツールなど)

 

  • イートモ
  • 研究社オンラインディクショナリー
  • ライフサイエンス辞書
  • エクセルでの自前辞書(徐々に)

 

ツールとは呼ばないですね。仕事をする時にパソコンで立ち上げます。

翻訳学校通う前など、ネットで調べた結果、物凄い数の辞書などが必要だと思っていましたが、お金は結構な金額を無駄にしました!!2万以上ぐらい無駄に捨てたかもしれません。

 

上の3つで自分には十分です。ライフサイエンス辞書なんて無料です!!10万以上の価値はあります

 

仕事を始めると、特殊な用語に出会うため、試行錯誤しながらエクセルで用語をためています。もの凄く質素なものですが。

例えば、「一変」は調べるのに30分以上かかりました。Partial Change Application (PCA) です。今思い出しましたけど、「マル貯」の英訳って何でしょう。入力し忘れました。これも相当長い時間かけて調べた記憶があります。

 

 

これまでに役に立った勉強

 

  • 洋書読書(フィクション・ノンフィクション・雑誌・オンライン記事)(60%
  • 英語速記30%
  • DHC の日英メディカルコース+薬事・申請における英文メディカル・ライティング入門+AMWA10%

 

英語速記というのはネットで見つけた英語の勉強方法で、松本亨さんという方が提唱したものらしいです。自分流のやり方を簡単に言うと、

  1. ワード開きます。
  2. 読んだ本の感想などを1時間、猛スピードでひたすら打ち込みます。
  3. ファイル名は、打ち込んだワード数。

これだけです。自分は、ヤングアダルト向けのフィクションの感想も全てメディカルライティングのスタイルを使います(コロンやセミコロン使ったり)。

 

ただ、これやり始めたのははごく最近です。

でも効果はすごいです。もっと前に出会っていたかったです。

 

で?

 

日英翻訳に関しては、純粋な英語力

日本語の読解能力に関しては、よく分かりません。

洋書読みまくっているせいで、不自然なニュアンスで英文が仕上がると、どこかでしくじっているということは少なくとも分かります。ピリッ!きます。

洋書でも「読解力」はつきます。もちろん日本語力はつきません。

 

医薬とは全く関係のない、普通の文章で時間が取られる自分は本当に未熟だと思います。例えば、「XXXX が起こる場合 と YYYY が起こらない場合の事態を想定しなければ....」など医学用語が何も絡んでないところで時間を使わないのが今の目標です。

まだまだ洋書インプット、アウトプットが足りてない

 

今回は自分の勉強方法を整理するためでもあります。

当然、勉強方法は人それぞれ。

自分に合ったやり方を早く見つけることが重要ですね。

 

薬事・申請における英文メディカル・ライティング入門 I改訂版

薬事・申請における英文メディカル・ライティング入門 I改訂版

 

 

 

薬事・申請における英文メディカル・ライティング入門 II

薬事・申請における英文メディカル・ライティング入門 II

 

 

 

薬事・申請における英文メディカル・ライティング入門 III

薬事・申請における英文メディカル・ライティング入門 III

 

 

 

薬事・申請における 英文メディカル・ライティング入門 IV

薬事・申請における 英文メディカル・ライティング入門 IV

 

 

 

 

Brainstorm by Suzanne O’Sullivan

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日本語

 

こんにちは、ようやっとこの季節になりましたわ、 Aki です。(詳しくは英語を見てね!)

 

今日は Brainstorm by Suzanne O'Sullivan です。未邦訳。

今後も邦訳はされないかもしれません。

 

突然ですが、幽霊は信じますか?霊感はありますか?神は信じますか?

 

超常現象にも思われるこういった謎を、脳神経の見地から、著者の経験した症例を元に解き明かしていきます。

 

具体的には:深夜目を覚まし、顔は壁を向きそこに指を指す、ドワーフ(小人族)が見える、突然走り出してしまう、など。

 

サブタイトルでは Detective Stories from the World of Neurology とありますが、謎解き要素は基本的には無く、癲癇の話です。ただ、なぜ癲癇が引き起こされるのか、という所は掘り下げられていきます。

 

本を読んでいる間、どうしても人類の歴史を思い出さずにはいられませんでした。

魔女狩りエクソシスト狐憑きなど。

 

ストレス性による癲ならば確かに効果はあったはずで、救われた人もいたでしょう。

 

過去の無知は仕方がないとして。

現在の医学では、幽霊が見える原因もおおよそ分かっています。原因といっても人、環境、様々あり、脳だけではありませんが。

霊感商法が現代にまだあるのかどうかは分かりませんが、知識はやはり力ですね。

 

幽霊は信じちゃいけません!でも畠中恵さんとかめっちゃ好き。

 

Brainstorm: Detective Stories from the World of Neurology

Brainstorm: Detective Stories from the World of Neurology

 

 

English

 

Hi, it's Aki, chilly-lover not chili-lover nor Chilie-liver nor whatever.

 

I really like this book, Brainstorm written by Suzanne O'Sullivan.

 

I'm a medical translator, so I just cannot stop reading this kind of book.

 

Do you belive in ghost or supernatural phenomenon?

 

As in the subtitie: Detective Stories from the World of Neurology, from a standpoint of neurology, the author describes cases that she experienced in the clinical practice.

 

What kind of cases/mysteries?

 

Such as: 

1. A boy sitting upright at midnight with his head turned so that he was looking over his left shoulder, His left arm was oustretched and he was pointing with his index towards  spot on the wall.

 

2. A guy who sees dwarf clearly.

 

3. A woman who suddenly starts running.

et cetera....

 

While I was reading this book, I couldn't help thinking about witch-hunting or an exorcist.

 

How many innocents have been killed because of mere ignorance?

And maybe these ignoranct actions still can be seen even today anywhere in a different way.

 

Umm....expecto patronum!!!!

 

Bye-Cha!

Animal Farm by George Orwell

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日本語

 

こんにちは、休日なく仕事し続ける Aki です。

 

前回に引き続き George Orwell の作品、"Animal Farm" 「動物農場」です。

 

100ページ満たない作品ですが、個人的には "1984" よりメッセージ性を強く感じました。

 

農場の動物達が人間を追い出して、自分達のみで生活していきます。

 

特にテーマも与えず、ピクサーにこの筋書きのみで作品を作らせたら全く別の物語になりますね。観てみたい。

 

話が短くてシンプル、分かりやすい。

だから彼の訴えかけるメッセージがシンプルにガツンときます。

 

ぶひぶひ。

 

Animal Farm (Penguin Essentials)

Animal Farm (Penguin Essentials)

 

 

 

English

 

Hi, it's Aki, fighting for endless working.

 

Today I introduce another work from George Orwell, "Animal Farm".

 

Unlike "1984", this book has less than 100 pages.

 

Simple concept, simple plot, and story, but....

Not without a soft message at all.

 

Animals in the farm chase off all humans from the farm to establish their own world.

 

In this simple story, George Orwell shows us how human beings can become so avaricious. 

I also found the fear of ignorance in this story.

 

oink. oink.

 

Bye-Cha!

 

 

 

1984 by George Orwell

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日本語

 

こんにちは、早く人間になりたい!、Aki です。

 

今日はジョージ・オーウェルの "1984"、「1984年」を紹介します。

 

有名な作品です。

先月、"Animal Farm" 「動物農場」とともに初めて読みました。

 

メッセージ性の強い作品です。

 

完全な監視社会

話す言葉、書く内容にも自由は認められない。

ありとあらゆる記録は書き換えられ、出版物に使用される言語も数を減らしていく。

言語を統制していくことにより、思想の管理を目指していく。

 

二重思考」は作中に出てくる概念で、ざっくり言うと「言ってることとやってることが違う」みたいなものです。

 

語弊はあるかもしれませんが、「ドラマを観ていて、ささいなことが気に食わないという理由でいじめをする人間に憤る。けれども現実では、あの人のあそこが気に入らない、という理由で憤っていた人間と同じ行動にでる。」のイメージです。

 

映画や舞台にもなっています。

 

内容は比較的重いですが、文体は非常に読みやすいです。

暗い内容ですが、ものすごく楽しめました。

読んで良かったと思えた作品です。

 

 

1984

1984

 

 

 

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

 

 

 

1984 HDニューマスター版 [Blu-ray]

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1984 HDニューマスター版 [DVD]

1984 HDニューマスター版 [DVD]

 

 

 

English

 

Hi, it's Aki, so happy finding nice bakery shop neaby my home.

 

Today I review "1984" written by George Orwell.

 

"Big Brother is watching you."

 

There is not freedom in your conversations and writtings.

Even facial expression is surveiled. 

 

Who can you trust? Nobody knows.

 

"Doublethink"

 

Doublethink makes you accepts contradictions, holding 2 opposing ideas to be both true: No logic in it.

 

I was awe of George Orwell for having predicted and foreseen the current world.

"1984" gives anyone who live a current life food for thought.

 

Bye-Cha!